日曜日よりの使者
今日は日曜日!
だいたいの人にとって、日曜日という響きは甘美なものだ。
カレンダーを彩る赤色の日。皆そこに向けて日々を戦っている。
僕は日曜日になるととある曲を口ずさんでしまう。
THE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」
この底抜けに明るい曲が僕は好きだ。シャララ~ラ♪シャラララ~ラ♪
この曲は、あのダウンタウンの松本人志をイメージして作られた曲らしい*1
その“定説”によれば作曲者の甲本ヒロトが自殺を考えるほど落ち込んでいたとき、ダウンタウンの番組を見て大笑いし、自殺を思いとどまったのだという。
いい話だ。甲本ヒロトにとって、「日曜日の使者」は松本人志だった。
でも僕らにとっての「日曜日の使者」が松本人志であるとは限らない。音楽とは受け取り手のものだ。
つまり10人居れば10人の、「日曜日の使者」が居るというところだ。
僕がこの曲を初めて聞いたとき、
「これは理想の女性像を唄った歌なんだろうな」
と感じた。根拠はないけど、何となく。
きのうの夜に飲んだ グラスに飛び込んで
浮輪をうかべた 日曜日よりの使者
この歌詞のように、独創性があって、世の中の喧騒とは無縁そうな女性。何より底抜けに明るい。
僕にとっての日曜日の使者は彼女だ。見たこともないし、この世にいるかすらも解らないが、居てほしいものだ。
あなたにとっての日曜日の使者は誰だろう。
大切な人かもしれないし、僕のように架空の誰かだろうか。片思いのあの子だろうか。
日曜日。時間はたっぷりありますし(休日出勤の方ごめんなさい)、ゆっくり音楽を聴いて、あなただけの「日曜日の使者」を捜すのはどうですか?。
え?もういるって?リア充爆発しろ
ちなみにうちの親父にこの曲の話をしたら、「あれは松本人志の曲だ!」の一点張り。
想像力って大事ですよ皆さま。こうなってはいけません。もう手遅れだ。
曲ってのは受け取り手のものですからね。
*1:ソースは無いが、所謂ネット上の定説となっている。