シムシティとノスタルジィ
シムシティというゲームを知っていますか?
家を建て、道を舗装し、電線を繋げ、まぁその他にも色々あって街ができる。そんなゲーム。
私は幼少時代に押し入れからスーファミを引っ張り出してきてはこのゲームを起動していました。
スーファミのやけに大きな音のなる電源スイッチを入れたらこの画面が出てきます。懐かしいなぁ
要は街を運営していくゲームなのですが
税率は?公害は?渋滞は?犯罪は?娯楽も充実させなきゃ
そう。とても自由度が高く、難しい。
最初はこのような田舎の風景から街を作っていく
そしてアクションを起こすと何かしらのレスポンスがある
例えばカジノ
カジノを作れば周りにある商業施設は活気づきます。それはもう驚くほどのスピードで
しかしそれは諸刃の剣。犯罪も驚くほどのスピードで活気づいてしまします。
ここで出てくるのは収益が見込める商業地を一軒つぶしてまで警察を置くか、それとも...という選択肢。
他にも道路が渋滞すれば公害問題に。
ここでは維持費の高い鉄道を選ぶか渋滞しないよう工夫するか...という選択肢
そして選んだ選択肢は住民に支持率という形で評価される
これが幼少期の私にはとても面白かった。
発展するとこのような活気のある街に!
勿論失敗もあります
空港の近くに高層ビルを建てると飛行機事故が多発しますし
公害もなく安定した電気供給のできる原子力発電所は常にメルトダウンの危険を抱えています(このゲームの出る直前にチェルノブイリの原発事故があったことも影響しています)
急に怪獣が現れ街が壊滅することもときにはあり、そうした突発的な要素がさらにゲームを面白くさせます
ゲームには大抵「解法」があります。
RPGはレベルを上げれば大抵何とかなりますし、ギャルゲーはその子追っかけてたらだいたい攻略できます。
そしてゲームには大抵「目標」があります。魔王を倒す、彼女を作る...
しかしシムシティにはそれらがない(ないわけではないが、努力目標のようなもの)
例えば自分の住んでる街を再現してみてもいいし、怪獣を召還して街を壊させてもいい
のんびりとした田園都市を作ってもいいし、もちろん人口50万人を目指してもいい
とにかくどう遊ぶかはプレイヤーに委ねられているのです
今でこそ「スカイリム」等の色んな遊び方のできるゲームが沢山発売されていますが
当時は少なかった
当時の攻略本の一節。当時のプレイヤーにとって50万人は夢だった
ゲームに限った話ではありませんが、
「自分なりの遊び方を見つける」というのはとても大切なことだと思います
それをこのゲームは教えてくれました
自分で思ってるより選択肢というのは多いものです。
たまにはできたできないではなく、自由な発想で